東京府生まれ。東京帝国大学国文科卒。漢籍・中国古典への深い教養を持ち、それを現代の視点で鮮やかに再生した短編小説群を残した。代表作『山月記』は詩人・李徴が虎になる中国の説話を素材に、芸術家の孤独とエゴイズムを描いた傑作で、現在も高校国語教科書の定番作品として読み継がれている。南洋庁パラオ支庁に赴任中も創作を続けたが、33歳で喘息による死去。