堀辰雄(ほり たつお)は、昭和に活躍した小説の作家です。代表作に『風立ちぬ』、『美しい村』、『菜穂子』などがあります。
東京生まれ。東京帝国大学国文科卒。芥川龍之介に師事し、フランス文学の影響を受けた知的で繊細な心理小説を残した。自身も病弱で、たびたび軽井沢や信濃追分のサナトリウムで療養しながら執筆した。婚約者の死を見つめた『風立ちぬ』は、「風立ちぬ、いざ生きめやも」の一節とともに、生と死、愛のかたちを静謐に描いた代表作として広く愛されている。日本的抒情と西欧的知性を融合させた作風で知られる。