佐藤春夫(さとう はるお)は、大正〜昭和に活躍した詩・小説の作家です。和歌山県出身。代表作に『田園の憂鬱』、『殉情詩集』、『お絹とその兄弟』などがあります。
和歌山県新宮生まれ。慶應義塾大学中退。永井荷風に師事し、詩・小説・評論・童話と幅広い分野で活躍した。憂愁に満ちた抒情詩と、知性的で端正な文体の小説で大正文壇に確固たる地位を築いた。代表作『田園の憂鬱』は近代人の倦怠と孤独を繊細に描いた名作。谷崎潤一郎との「細君譲渡事件」でも知られる。多くの後進を育てた指導者でもあり、門下から数多くの作家・詩人を輩出した。文化勲章を受章し、芸術院会員も務めた。