山奥で道に迷った二人の紳士が、「注文の多い料理店」に入り込み、実は自分たちが食べられそうになる童話です。
狩猟に来た二人の若い紳士は、山奥で案内人とはぐれ、「山猫軒」という西洋料理店を見つけて入ります。
戸には「髪をとかして」「靴の泥を落として」など注文が続きますが、やがてそれが、客に塩やクリームを塗って食べるための「注文」だと気づきます。
逃げ場のない二人の前に、連れていた犬が飛び込んで助けます。命は助かりましたが、紳士たちの顔は元には戻りませんでした。
1924年に刊行された宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』の表題作です。
作品は青空文庫で無料で読むことができます。