得体の知れない不吉な塊に心を押さえつけられた「私」が、一個の檸檬を丸善の画集の上に置いて立ち去る短編小説です。
「私」は借金や病気のために、得体の知れない不吉な塊に心を押さえつけられ、京都の街をさまよっています。
果物屋で買った一個の檸檬の冷たさと色に心が軽くなり、気づくと丸善に入っています。かつて好きだった画集を積み上げ、その上に檸檬を置きます。
「私」は、その檸檬を爆弾に見立てて、気詰まりな丸善が爆発する想像をしながら店を出ていきます。
1925年に発表された梶井基次郎の代表作です。
作品は青空文庫で無料で読むことができます。