戦後の没落貴族の母娘と弟を通して、「恋と革命」に生きようとする女性かず子を描いた物語です。
戦後、東京の家を手放して伊豆の山荘に移った、かず子と貴族らしい気品を持つ母。やがて母は病に倒れます。
一方、南方の戦地から復員した弟の直治は、荒れた生活を送ります。かず子は、かつて出会った作家・上原への恋を貫こうとします。
母の死、弟の自死を経て、かず子は上原の子を身ごもり、私生児を産んで育てる決意を固めます。
1947年に発表された太宰治の代表作で、「斜陽族」という流行語を生みました。
作品は青空文庫で無料で読むことができます。