若い科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、死体をつなぎ合わせて新しい生命を作り出すことに成功します。しかし、できあがった醜い怪物に恐れを抱いた彼は、怪物を見捨てて逃げ出してしまいます。
孤独の中で人間の言葉と知識を学んだ怪物は、創造主に復讐を誓います。生命を作ることの責任や、科学の暴走という主題は、現代でも色あせません。なお、「フランケンシュタイン」は怪物ではなく、それを作った科学者の名前です。
作者のメアリー・シェリー(1797〜1851)は、1816年の夏にスイスのレマン湖畔で、バイロンらと怪談を競い合ったことをきっかけに、この物語を着想したとされます。青空文庫には宍戸儀一による翻訳が収録されています。