出典:青空文庫の図書カード
インドで裕福に育った少女セーラ・クルーは、父に連れられてロンドンのミンチン女学院に入学し、特別待遇の「お姫様」として暮らします。ところが父の死と財産の喪失の知らせが届き、セーラは屋根裏部屋で働く下働きの身へと転落します。
空腹と寒さの中でも、セーラは「どんな境遇にあっても心は公女でいられる」と自分に言い聞かせ、友人や使用人たちに優しさを分け与えます。やがて隣家のインド人紳士との縁が、思いがけない形で彼女の運命を変えていきます。
作者のバーネット(1849〜1924)は『秘密の花園』でも知られます。青空文庫に収録されているのは菊池寛の訳で、小説家・文藝春秋の創設者としても知られる菊池が手がけた翻訳です。