宿屋「ベンボウ提督亭」の息子ジム・ホーキンズは、宿に泊まった老海賊の死後、宝の地図を手に入れます。地主のトレローニー、医師のリヴジーらとともに宝島を目指して船出しますが、乗組員の中には宝を狙う海賊たちが紛れ込んでいました。
とりわけ、片足の料理人ジョン・シルバーは、味方の顔と敵の顔を使い分ける魅力的な悪役として有名です。海賊の旗や宝の地図、オウムを肩に乗せた海賊など、私たちが思い描く「海賊」のイメージの多くは、この作品によって広まりました。
作者のロバート・ルイス・スティーブンソン(1850〜1894)は、『ジーキル博士とハイド氏』の作者でもあります。『宝島』は1883年に単行本として刊行され、青空文庫には佐々木直次郎による翻訳が収録されています。